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介護士に必要なコミュニケーション能力とは⁉︎忘れてはならない2つの技術

どーも 4年目介護士のしょーきです!

 

このブログを読んでいる皆さん、介護士にとって重要とされている能力はなんだかわかりますか?

 

それは「コミュニケーション能力」です。

いわゆる「コミュ力」というやつです。

 

では何故介護士にとってコミュニケーション能力が重要なのか、そもそも介護におけるコミュニケーション能力って何なのかを解説していきます。

 

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私の簡単な経歴


・大学を卒業後、新卒で入社した会社で介護現場に配属される。
・全く知識も経験も無くやりたくなかったため、すぐに辞めようかと思った。
・生活のためにとりあえずやってみたら現在4年目に突入(現在介護リーダー)
・介護は、好きでも嫌いでもない(いや、あまり好きじゃないかも)

 

 

 

 コミュニケーション能力は介護士に必須

介護士必要なコミュニケーション能力とは?

 まず最初に介護士に必要なコミュニケーション能力について実際に体験したことを例に挙げながら、説明します。

 

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利用者に対するコミュニケーション能力=「会話力」

利用者と接するうえで最も求められるのは「会話力」です。

 

会話は人とコミュニケーションを図る基本的な手段ですが、利用者との会話は結構難しいです。

 

 

例えば認知症の利用者「Aさん」との会話を例に挙げてみます。

 

食後間もなくAさんからこんなことを言われました。

 

Aさん   「ご飯はまだですか?」

スタッフ  「」←あなたはどう返答しますか?  

 

 

~ダメな例~

Aさん   「ご飯まだですか?」

スタッフ  「もう食べましたよ」

 

実際には食べているはずなのに、何故食べたと言ってはダメなのでしょうか。

 食べたんだからちゃんと伝えればいいんじゃないの?

 

答えは簡単です、Aさんはご飯を食べていないからです。

 

「いやいや食べたでしょ」と思うかもしれません。

 

ですが認知症であるAさんは食事したことそのものを忘れているのです。

 

つまり、食事をまだしていない世界でAさんは生きているのです。

 

それなのに「食べましたよ」と言われても納得できる訳もなく、次第に不穏になります。

 

この記事を読んでいるあなたも、食事をしていないのに「もう食べたでしょ」と言われたら「食べてねーよ」と怒るはずです。

 

 仕事に慣れてきた人がやりがちな対応です、、、

 

ではどのように答えるのがいいのでしょうか、経験をもとに説明します。

 

~良い例~

Aさん   「ご飯まだですか?」

スタッフ  「今用意してますのでもう少しお待ちください」

 

重要なのは相手が言ったことを「否定しない」ことです。

 

「今用意している」と言うことで、ご飯をまだ食べていないというAさんの記憶に辻褄を合わせることが出来ます。

 

「否定をしない」

 

これは介護の現場において、どの場面でも実践しなくてはならないことです。

 

これから介護の仕事をする方は是非覚えておいてください。

 

 

何事も説明&同意

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会話におけるコミュニケーションで重要なことをもう一つご紹介します。

 

それは「説明」し「同意」を得ることです。

 

重要なのですがこれも、仕事に慣れてきた人が忘れがちなことです。

 

では 何故説明と同意が重要なのでしょうか?

食事前の何気ない瞬間を例に説明します

 

~ダメな例~

スタッフ  「Aさん、失礼しますね」

そういってAさんにエプロンを付けてあげるスタッフ

 

一見気を利かせていい対応に見えますがどこがダメなのでしょうか?

えっ、何がダメなの?

 

答えは、Aさんにエプロンを付けてもいいか聞かなかったことです。

 

いつも付けているから、よくこぼすからなどといって本人の同意を得ていないのに介助に入るのは好ましくありません。

 

エプロンを使わないように、こぼさず食べようと思っているかもしれません。

 

それなのに急にエプロンを付けられたらガッカリしますよね。

 

 

~良い例~

スタッフ 「Aさん、食事の時間なので服を汚さないようにエプロン使いませんか?」

Aさん   「お願いします」

 

まず何故エプロンを付けるのか説明し、相手が同意したら介助に入るよう心がけましょう。

 

 

利用者に対して「やってあげてる」という気持ちがあると説明や同意を省略しがちです。

 

介護士はあくまで「生活のお手伝いをさせて頂いている」のです。

 

 

まとめ 初心忘るべからず

 

・否定をしない

施設は利用者にとって「家」そのものです。

 

一番くつろげるはずの場所で「あれもダメ、これもダメ」などと言われたらたまったものではありません。

 

本人の意思を尊重した介助を心がけましょう。

 

 

・何事も説明し同意を得よう

 こちらから気付いて動けるようになるのはとても素晴らしいことです。

 

そこに説明や同意を得ることを忘れずに行えば、利用者にとってこれ以上ない喜びになるでしょう。

 

 

いかがだったでしょうか、これから介護の仕事を始める方や、何年も経験しているベテランさんなど様々な方の参考になれば幸いです。

 

ご拝読ありがとうございました!

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