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現役介護士が「認知症とは何か」基本をわかりやすく解説

どーも 4年目介護士のしょーきです!

高齢社会において切っても切れない存在である「認知症」

今回はこの「認知症」の基本的なことについて、介護の仕事を始めたばかりの方や、認知症について何も知らない方にもわかりやすく説明していきたいと思います。

 

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私の簡単な経歴

・大学を卒業後、新卒で入社した会社で介護現場に配属される。
・全く知識も経験も無くやりたくなかったため、すぐに辞めようかと思った。
・生活のためにとりあえずやってみたら現在4年目に突入(現在介護リーダー)
・介護は、好きでも嫌いでもない(いや、あまり好きじゃないかも)

 

現役介護士が認知症を解説

1 そもそも「認知症」って何?

「認知症」という言葉は誰でも聞いたことがあると思います。

 

介護に携わる機会がない人は「年取って物忘れが激しくなるだけでしょ」なんて思うかもしれません。

 

しかし、実際には単なる物忘れではないのです!

 

皆さんは普段の生活の中で「外出するのに何の服を着ようかな?」と思ったとき、目的や天気、交通手段などを考え服を着ていると思います。

 

~例~

寒いから厚着していこう、デートだからかっこいいのにしなきゃ!

 

つまり、過去の様々な経験や知識を考え合わせながら情報の処理や判断をしているのです。

これを認知機能と言います。

 

認知症とは、「一度正常に達した認知機能が、後天的な脳の障害により持続的に低下し、日常生活に支障をきたす状態」のことを指します。

 

つまり、生まれたときや発育途中で知的障害を持った場合は認知症には当てはまりません。また日常生活に支障をきたす状態でない場合も認知症ではありません。

 

 2 これって認知症?認知症に似た症状の代表例

誰にでも「あれっ、今何しようとしたんだっけ?」なんてときがあると思います。

 

また、年を重ねるごとに物忘れも増えてきて、「認知症になったのかな」なんて心配する方もいるのではないでしょうか。

 

私も「今何しようとしたんだっけ?」ていうときよくあります、、、

しかし、認知症かなと思うものでも、そうではない場合もあります。

 

 年相応の物忘れ

健康な方は昼食のメニューを覚えていなくても、食べたこと自体は覚えていると思います。

 

しかし、認知症の方の多くは食べたこと自体を忘れてしまうのです。

 

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また、軽度の物忘れであれば日常生活にさほど影響はありませんが、認知症になると時間や場所の見当がつかなくなるといった認知障害が発生し、日常生活に支障をきたします。

 

 うつ状態

うつ状態になると意欲や興味といった感情の起伏が薄れていきます。

 

高齢者は体調不良や死別体験、社会での役割が無くなるといったことうつ状態になりやすいのです。

 

うつ状態になると認知機能の低下が起こり、表情が乏しくなるなどして認知症だと判断されやすくなります。

 

これを仮性認知症と呼びます。これは抗うつ剤などでうつ状態が改善されると、認知症と思われる症状も消失されるのです。

 

物忘れがあるから、お年寄りだからと言ってすぐに認知症と判断するには早いってことだね!

 

ほんの一例ですが、これらのように認知症と思われるものでも違う場合があります。

認知症かなと感じたら医療機関に受診をして、正しい判断のもとで治療をすることが大切です。

 

3 認知症にも色々ある⁉4つの代表的な認知症

認知症と言ってもいくつか種類があり、原因や発症後の経過なども様々です。

代表的な4つの認知症について紹介します。

 

アルツハイマー型認知症

 最も多い認知症がアルツハイマー型認知症です。

 

急激に発症するものではなく、脳全体がゆっくりと委縮し、認知機能が徐々に低下していくのがアルツハイマー型認知症の特徴です。

 

~主な症状~

直前の記憶をすぐに忘れる

同じものを何度も買ってくる 

「あれ」、「それ」といった代名詞を多用する

 

脳血管性認知症

 アルツハイマー型認知症に次いで多いのが脳血管性認知症です。

 

脳梗塞や脳出血といった脳血管疾患によって起こります。また、高血圧や脂質異常症、不整脈や糖尿病といった全身疾患をもつ人に起こりやすいです。

 

アルツハイマー型認知症と違い比較的急激に発症するのが特徴です。

 

~主な症状~

体の麻痺

言語障害

嚥下障害(飲み込みに関する障害)

 

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症は比較的新しく発見され、3番目に多いと言われる認知症です。

 

レビー小体という物質が脳の神経細胞に出現した結果、認知症になることがわかっていますが、原因はまだ不明です。

 

~主な症状~

幻視(実際にはないものが見える)

パーキンソン症状(動作がゆっくりになる、筋肉のこわばり、転びやすいなど)

 

前頭側頭型認知症

 40歳~64歳の初老期に発症しやすいのが前頭側頭型認知症です。

 

思考や感情などの働きを担う前頭葉と、記憶や言語、聴覚を担う側頭葉が委縮する「前頭側頭葉変性症(ピック病)によって引き起こされます。

 

~主な症状~

人格が変わる(自制力の低下、無頓着など)

常同行動(決まったものしか食べない、決まった時間に決まった行動をするなど)

 

以上の4つが認知症の代表的なものです。

 

認知症と言っても様々な原因や症状があるんだね!

 

 

以上で基本的な認知症についての解説は終了です。

認知症についてより詳しく解説する記事や、介護に関する記事を今後作成するので、読者登録お願いします!

ご拝読ありがとうございました!

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