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介護現場でありがち!食事や入浴などのお誘いを断られたときにすべきこととは

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どーも 4年目介護士のしょーきです!

 

 

これまで1年以上介護リーダーとして、現場を指揮する立場で働いています。

 

日々職員の頑張りに感謝しているのですが、時々「もっと頑張ってみてほしいな」と思う場面に遭遇します。

 

それは食事や入浴へのご案内を断られたときに、すぐに諦めて退散してしまうときです。

 

拒否に対してすぐに諦めてしまう職員って割といる気がします。

 

そこで今回は、あの手この手を使って拒否を回避している私が「声掛けに拒否があった時に意識すべきこと」を解説します。

 

 

断られてもすぐに諦めずにやるべきこととは

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職員  「~さん、お風呂に入りましょう」

入居者 「今日は入りません」

 

こんな風に入浴のお誘いをするも断られることってよくありますよね。

 

日常茶飯事です

 

それは仕方無いのですが、そこですぐに諦めてしまう職員がどの施設にもいるかと思います。

 

拒否がある方の対応は難しいですが、断られた際にどうすればいいのか。

 

「断られました」という職員に変わって対応することが多い私が、対応策について解説していきます。

 

何故断るのかを原因を探るのが大事

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例えば入浴のお誘いを断られたとします。

 

「今日は入りたくないんだな」とすぐに退いてしまうと断る理由がわからないため、今後も上手くいきません。

 

大事なのは何故入浴したくないのか理由を知ることです

 

体調が悪い、衣服の着脱が面倒くさい、異性の職員がいて恥ずかしいなど人それぞれ理由があります。

 

その理由を解決することが介護職の仕事なのです。

 

ただ声をかけるのが仕事ではありません

 

食事に関しても同じです。

 

シンプルにお腹いっぱい、噛み合わせが悪くて食べられない、おかずが好きじゃないなど様々な原因があります。

 

何故断るのか、その原因や気持ちを明らかにし解決する力が介護職員に求められます。

 

 

 

今やることのメリットを提示する

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入浴や食事のお誘いに対し「後でにする」と言う方もいると思います。

 

本当に後から入浴や食事をするならいいのですが、時間が取れなかったり結局後になっても拒否したりする方もいます。

 

それを防ぐためには今やることのメリットを提示することが有効的です。

 

例えば「今お風呂場に来れば空いててゆったりできます」、「出来立てのご飯が食べられます」という感じです。

 

つまり「今が一番いい状態」だと説明してみてください。

 

「なら今のうちに行こうか」と言って承諾してもらえる可能性が高くなります。

 

私たちも「季節限定」だったり「今だけお得」といった言葉に弱いと思います。

 

ただお誘いするのではなく、どんないいことがあるのか交えながら声をかけることを意識してみてください。

 

別の提案をしてみる

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お風呂が嫌な方に対して「着替えだけしましょう」「シャワーだけでいいですよ」「薬だけ塗りにいきましょう」と誘っています。

 

別の簡単なことを提案することで「それくらいならいいか」と承諾してもらえることが多いです。

 

浴室に来てしまえば「せっかくだしお風呂入る」と入浴していく方が殆どです。

 

「せっかくだし」という気持ちを引き出せるといいですね!

 

食事の場合は「好きな物だけ」「食べられる分だけ」「ちょっと食べて薬飲んで休みましょう」と言っています。

 

一度食べ始めるとあっさり完食なんてことも珍しくありません。

 

人間誰でも最初のとっかかりが面倒くさく感じるものです。

 

最初の一歩をアシスト出来ると拒否を減らせるので意識してみてください。

 

人情に訴えかける

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業務的な感じではなく「あなたのために私が準備した」的なお誘いも効果的です。

 

例えば「~さんのために私がご飯作った」なんて言いながら誘うと、残すのも申し訳ないからと言って食べてくれます。

 

入浴の場合「~さんだけ特別に背中流してあげるから」などとお誘いしてます。

 

自分のためにしてくれることは断りづらいですよね

 

どうしてもダメなら強要しない

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あの手この手を使ってもダメな時も当然あります。

 

そうなったらその場はおとなしく引き下がりましょう。

 

「食事や入浴=嫌なもの」と認識されてしまっては今後も上手くいかなくなってしまいます。

 

自分たちも食べたくないのに食べろと言われたら嫌ですよね

 

あくまでも今回は同意を得るための方法です。

 

本人の意見や気持ちを優先しつつ、納得してもらえる方法を考えることが拒否を無くすコツです。

 

そのコツをつかむためには一度や二度の関わりだけでなく、何度もコミュニケーションを図る必要があります。

 

その人がどんな思いで断っているのか、その気持ちを汲み取る力を養いましょう。

 

正直入浴や食事などのお誘いするのは、職員によって得意不得意が分かれるものだなと感じます。

 

そのため誰もが拒否なくお誘い出来るのが理想ですが、得意な人に任せるのも業務の分担としては有りかもしれません。

 

ただし断られた理由も聞かず人に任せるのは二度手間になる上に、誘う難易度も上がります。

 

常に相手の気持ちを汲み取ろうとする習慣を身に付けましょう。

 

「何で断るのかな?」これが大事

 

 

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