EXITりんたろー。さんに学ぶ「世代間対立から見た介護の在り方」
どーも 4年目介護士のしょーきです!
お笑い第7世代の代表的コンビ「EXIT」の「りんたろー。」さんを皆さんご存知だと思います。
TVで見ない日はない大人気芸人の「りんたろー。」さんですが、実は介護の仕事の経験が約8年もあるのです。
しかも芸人をしながらです!
そんな「りんたろー。」さんがコロナ禍で起きている世代間対立の問題を、自身の介護の経験から分析したインタビューが公開されています。
そこで今回はこのインタビューをもとに、介護の仕事に対してどう向き合うべきなのかを考えていきたいと思います。
参考記事
りんたろー。さんに学ぶ介護と世代間対立
いつの時代も若者と上の世代は対立してしまいがちです。
特にコロナ禍では自粛を求められる若者と、重篤化しやすい高齢者との間で軋轢が生じています。
そんな世代間対立を介護士経験のあるりんたろー。さんはどう考えているのか?
インタビューを紐解いていきたいと思います。
意識をし過ぎず適度な距離を置く
りんたろー。さんは世代間対立の解決において、気遣いや配慮といったことを意識し過ぎないことが必要だと考えています。
お互い様と考えることが大切で、世代間対立が生じやすい飲み会を例に解説しています。
「何で貴重な時間を使ってまで飲み会に参加しなくちゃならないんだ」と考える世代と
「飲み会は仕事のため重要だ」と考える世代がいます。
そういったお互いの意見を排除するのではなく認め合うべきであり、「そういった考えもあるよね」と受け入れることが大切だとりんたろー。さんは考えています。
本当は行きたくないのに「上司に配慮しなきゃ」と嫌々参加するから対立が起きます。
上の世代も「飲み会に若手が来ないとは何事だ」と意識しすぎるからストレスになります。
お互いの意見を尊重し、適度な距離を保つことが今の社会では大切なのです。
お互い様と認め合うこと
介助中にきつい言葉を浴びせられたり、拒否をされたりすると
「何であなたのためにやってあげてるのに、、、」
こんな風に感じてしんどい思いをするのではないでしょうか?
どうすれば上手く受け流せるようになるのか。
りんたろー。さんは「お互い様であることに気付けるか」が重要だと述べています。
食事をしてくれない、お風呂に入ってくれないなど思うのは介護者のエゴであり、お互い嫌な思いをしているんです。
介護者と被介護者がエゴをぶつけ合っている「お互い様状態」であることを理解していないと、仕事に行き詰まってしまいます。
「やってあげてる」と意識してしまうと、拒否があったときに怒りの感情が湧き出てしまうのです。
「 尽くす人」ではなく「寄り添う人」くらいのスタンスで仕事に取り組む方が、上手く受け流せるようになるコツだと語っています。
相手の考えを認めることが大切なんだね!
演じるコミュニケーション
「介護士は俳優や女優であれ」なんて先輩介護士から聞いたことあると思います。
りんたろー。さんも演じることについて述べています。
「帰りたい」と話す方に対して話に乗ってあげたり、その方の世界に自分も入り込んでいったりする。
そうすることで落ち着きを取り戻し、次第に帰りたいと話さなくなるものだと経験を語っています。
頭ごなしに否定するのではなく、認めたうえで対応することが介護をやるにあたって必要なことなのです。
芸人さんが話に乗ってくれたらさぞ楽しいでしょうね!
共感の声が多数
「現場を経験した人の素晴らしい意見だ」
「こんな介護士に介護されたい」
「お互い様と考えることの大切さがわかった」
コメント欄にはこのような意見で溢れています。
私自身も「やってあげてる」と思っていることに気づかされ、お互い様と思えるよう努力しようと感じました。
自分と違うものを敵対し対立するのではなく、尊重しお互い様だと思うゆとりある心を持つことがコロナ禍で必要なことだと学びました。
ファンが多いのも納得ですね!