キラキラ系介護士ってどんな人?何故嫌われるのか理由を解説
どーも 4年目介護士のしょーきです!
いきなりですが皆さんに質問です。
「キラキラ系介護士」という言葉を聞いたことありますか?
「キラキラ系介護士」とは介護の仕事に誇りを持ち、高い理想を掲げながら前向きに働く介護士を指す言葉です。
主にSNSやネット上で使われる言葉のため明確な定義はないですが、どちらかというと嫌われがちな介護士という意味で使われます。
前向きで理想を持つ介護士が何で嫌われるの?
一見素晴らしい介護士のような気もします。
今回はキラキラ系介護士がなぜ嫌われるのかを解説していきたいと思います。
キラキラ系介護士が嫌われる理由とは?
キラキラ系介護士と呼ばれ、忌み嫌われる職員を知っていますか?
前向きで仕事に誇りを持ちながら働く姿は一見素晴らしく思えます。
しかし行き過ぎた行動や理想の押し付けによって、悪影響を及ぼすこともあるのがキラキラ系介護士です。
今回はキラキラ系介護士の全貌に迫っていきたいと思います。
キラキラ系介護士の特徴
- やりがいを第一
- お客様ファースト
- 自己犠牲精神を持つ
- 介護への理想が高い
えっ、とても素晴らしい介護士じゃん
特徴だけ見るとそう思えます。
介護士としてプロ意識を持ち働く姿は尊敬に値する部分もあります。
しかしそれ以上に厄介なのが
「自分の理想の介護に周りを巻き込む」ことです。
自分の理想の介護=素晴らしい介護と思いこみ、周りの職員を巻き込んでしまう事が嫌われる理由の大部分です。
具体的に説明していきます。
自己犠牲を他人に求める
お客様のためなら多少の自己犠牲を厭わないのがキラキラ系介護士です。
例えば退勤時間になっても要望があれば残業してお客様に向き合うといったことです。
下手すればサービス残業をしてでもやろうとします。
そもそも残業をすることは素晴らしいことではなく、サービス残業なんてもってのほかです。
あくまで介護は仕事としてやっているため、時間が来たら帰るのが当たり前です。
それにも関わらず「お客様のためだから」といって残業するのは自己犠牲というか自己満足です。
それを素晴らしいことだと思い、周りにも同じように勧めるのは迷惑ですよね。
自己犠牲や自己満足は自分一人で完結するべきです
仕事のやりがいは人それぞれだと理解していない
ありがちなのが「お客様の笑顔」といったことを一番のやりがいにして、「お金のことを考えるのは介護士失格」みたいな考えも持つ人です。
仕事に対するやりがいは人それぞれです。
それこそ「お客様の笑顔」をやりがいにして頑張るのもいいと思います。
同様に「お金を得ること」を目的に働くのも立派なやりがいです。
笑顔とお金、両者に優劣も貴賎もないのです。
そこを勘違いしてやりがいを強要する人は嫌われて当然です。
キラキラ系上司が一番やばい
リーダーや主任、施設長がキラキラ系の場合は要注意です。
高い理想ばかりを追い求め、現実に沿っていない仕事をさせられる可能性があるためです。
人員が確保されていないのに「お客様の生活の質が~」などと言って、レクやイベントを組み込むといった感じです。
この人数でどうやればいいのってことありますよね
理想を叶えるにはまず現状を知らなくてはいけません。
率いていく上の人たちが現実を見ずに、理想ばかり追い求めていては必ず潰れていきます。
特に注意すべきは、管理者が「介護はお金じゃない」と考えている場合です。
同僚が「介護はお金じゃない」」と言っている分には好きにしてもらえばいいのですが、管理者の場合そうはいきません。
「やりがい搾取」という言葉を知っていますか?
やりがい搾取とは賃金や手当が不十分なまま、やりがいというあやふやなもので働かせることを指します。
頑張らせるだけ頑張らせておいて、まともな給料を払わない施設の場合即辞めるか転職しましょう。
サービス残業当たり前なんて施設は当たり前じゃないです
キラキラ系全てが悪いことは無い
キラキラ系介護士の悪い所を解説しましたが、全て悪いわけではありません。
そもそも仕事に対して理想を持ち、高い意識で働くことは素晴らしいことです。
要するに他人を巻き込めるほどの実力や人望が無いのがいけないのです。
実力があり誰からも信頼されている人ならば、何も言わなくても自然と周りの職員も同じような意識に変わっていきます。
理想を高く持つならそれ相応の努力が必要です、ご拝読ありがとうございました!