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敬語ではなくため口はありなのか?利用者様への言葉遣いについて考える

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どーも 4年目介護士のしょーきです!

 

 

介護職として働く人たちの中でよく議論になることと言えば、

 

「利用者さんにため口はありか無しか」という問題です。

 

皆さんの職場にも関係が深まるにつれて、利用者さんに対する言葉遣いがフランクになるスタッフがいると思います。

 

仲が良く、良好な関係性を築けているようにも思えます。

 

しかし当然ため口を使うのはダメだという意見もあります。

 

果たしてため口を使うのは許されることなのか、現役介護職員の私が考えていきたいと思います。

 

 

利用者さんへは敬語かため口か?正しい言葉遣いとは

 

 「敬語だけだと堅苦しいから」とため口で接するスタッフもいれば、

 

「目上の方でお客様なんだから」と敬語で話すスタッフもいます。

 

普通に考えればお客様に対してため口はありえないと思います。

 

しかし介護施設で家族のように接していると、ため口の方が円滑にコミュニケーションを図れることもありそうです。

 

今回はため口はありか無しか問題について考えていきたいと思います。

 

 敬語で接することが望ましいと思う理由

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私は断然「常に敬語が望ましい派」です。

 

理由はいくつかあるのですが、一つはスピーチロックを防ぐためです。

 

相手の行動を制限するスピーチロックで使われる言葉を想像してください。

 

「動かないで!」

「座ってて!」

「ちょっと待ってて!」

 

このような言葉を想像したのではないでしょうか?

 

これら全て敬語ではなくため口ですよね。

 

ため口を使っている職員は、このようなスピーチロックに該当するような言葉を発していることが多く見受けられます。

 

相手を敬う気持ちが薄れてしまい、まるで自分の方が上の立場だと錯覚してしまっているのです。

 

そのため心に思ったことを相手の気持ちを考える間もなく言葉にしてしまうのです。

 

先ほどの言葉を敬語にしてみましょう。

 

座ってお待ちください

 

ため口の命令口調に比べ、同じ意味でも伝わり方がだいぶ違いますよね。

 

相手にどう伝わるかを考えると、敬語で話せば間違いは少なくなります。

 

 

 

周りの目から見てどうか考える

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ため口で接しているのを他の職員や家族はどう思うでしょうか。

 

「仲良さそうだね」と思われることもあれば、「馴れ馴れしいなこの人」と悪く思う人もいると思います。

 

ですが敬語なら悪く思われることはほとんどないですよね。

 

そもそも利用者さんとどんなに仲が良くても友達ではありません。

 

あくまでも「介護士とお客様」という関係性が大前提のため、一定の距離感は必要です。

 

「まるで友達みたい!」と思ったとしても、それはあなただけが思っていることです。

 

周りから見ればただの介護士とお客様ということを忘れてはいけません。

 

普段使うため口の方が楽ですが、相手や他の人を不快にさせないためにやはり敬語が無難です。

 

親近感を盾に楽してはいけません

 

ため口でもいい場面

 

徹底的にため口を禁止しろとは私は思いません。

 

例えば夜勤中の一対一で接する場面や、レクをやっている和やかな場面での使用は問題ないと思います。

 

それこそ相手が不快に感じていないということが大前提ですが。

 

 一律にこうしろと決めるのではなく、その場の雰囲気や相手の気持ちを考えた上で最善の言葉遣いを選択すればいいと思います。

 

皆さんの施設ではため口はOKですか?

 

また、友人のように接するのはどう思いますか?

 

ぜひ意見をお聞かせください!

 

 

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