週休三日制に兼業や副業の受け入れなど働き方の多様化について現役介護職が考える
どーも 4年目介護士のしょーきです!
人手不足が常に課題となっている介護業界ですが、問題解消に向けて国の新たな動きがありました。
それは週休三日制の導入や、兼業や副業の受け入れの拡大を図り、介護現場で働く人を増やそうという施策です。
多様な働き方を認める動きは果たして効果があるのでしょうか?
今回は現役介護職である私が現場の意見を取り入れて考えてみたいと思います。
週休三日制や兼業・副業は人員増加に効果的なのか?
今回参考にした記事はこちら↓↓↓↓
厚労省、介護職の週休3日制でモデル事業開始へ 兼業・副業の受け入れも | articles | 介護のニュースサイトJoint (joint-kaigo.com)
「選択的週休3日制」や兼業・副業などで介護現場に勤める人をもっと増やせないか、厚生労働省は今年度から新たにモデル事業を開始するといった内容です。
果たして介護現場の人員を増やせるのでしょうか?
施策の効果について考えていきます。
週休三日制について
現在働き方改革の一環で、大手を中心に週休三日制を導入・検討している企業が増えています。
介護業界もその流れに乗って働き方改革を進めようとしています。
介護業界が週休三日制を採用することを考える前に、そもそも週休三日制とは何か簡単に解説します。
働き方改革関連法に基づき労働環境の改善や、多様な働き方に注目されるようになりました。
その中で週休三日制はワークライフバランスの向上や労働力確保のために取り入れようとする企業が増えてきています。
では週休三日になって給料や労働時間はどうなるのでしょうか?
主に3つの働き方が考えられます。
・労働時間と給与は変わらず休みが増える
一日の労働時間を8時間から10時間に増やし、総合的な労働時間と給与は変わらず休みが増える働き方が主流です。
・労働時間に応じて給与削減
一日の労働時間を変えず休みを増やすことで給与を削減する働き方。
・労働時間が減っても給与は変わらない
休みが増えても仕事の成果に影響がなければ給与削減はないとする場合もあります。
この三つが週休三日制になった場合の労働時間と給与の変化になります。
さて、介護業界は週休三日制を導入するべきでしょうか?
介護業界は週休三日制にすべきなのか?
多様な働き方を認め、個人の好きなように働けるのはとても魅力的です。
出来ることなら私も一日の労働時間を増やして休日を週三日にしたいです。
しかし、実際は全ての介護施設が導入するのは難しいと思います。
何故ならそもそも職員が足りない施設では週休二日でも業務を回すのが大変です。
それにも関わらず職員の休みが増えてしまうとより厳しくなるのは間違いありません。
現に私はシフトを作る立場にあるのですが、仮に職員が週休三日になったら恐らくシフトを作れません。
休みを確保して働きたい方はパートや派遣で勤務しているため、介護施設で求められる人材の多くは日数多く勤務する正職員です。
結論として、まずは人員が確保されないと週休三日制は厳しいのではないかと思います。
働く時間帯の多様化はどうか
夜間限定や季節限定といった働き方も検討しているとのことです。
これを見て「パートや派遣で事足りてるじゃん」と思いました。
そのような働き方はパートや派遣の職員がすでにやっています。
今更やる必要があるのかなと正直疑問です
兼業・副業の受け入れ
兼業や副業の受け入れ先として採用を増やす狙いについても言及されています。
ただ本業とは別に介護をやってみたいと思う方って果たしてどれだけいるのでしょうか?
介護の仕事って世間ではあまり魅力がある仕事ではないと思います。
副業で働くなら楽で稼げる仕事を選ぶことが多いのに、わざわざ介護を選ぶ人は少ないでしょう。
魅力のある仕事にするのが先決だと感じます。
給与を増やせば人員は増える
介護職の人の多くは働き方よりも給与の少なさに対して不満に思うのではないでしょうか。
給与に見合わない労働だから人員が増えないので、働き方よりも手厚い給与を用意した方が労働力確保には早い気がします。
同じ介護職の皆さんはどう思いますか?ぜひ意見をお聞かせください!