人手不足で起こる「管理者やケアマネが現場入れ問題」の解決方法を解説!
どーも 4年目介護士のしょーきです!
人間関係の悪化が転職や退職の理由になりやすいのが介護業界。
その中でも起こりがちな悪化の原因の一つが
「管理者やケアマネもっと現場見ろ問題」です。
「人手が足りない時に少しでも手を貸してくれればいいのに」と不満を漏らしたこと、介護職員なら一度はあるのでは?
そこで今回はこの「現場見ろ問題」に対してストレスを軽減する考え方を解説します。
管理者やケアマネは現場に入るべきなのか
人が足りなくて手が回らない時に「事務所にいる人も手伝ってほしい」なんて愚痴をこぼしている職員を見たことがあると思います。
または実際に言ったことがある方もいるのではないでしょうか。
私自身事務所で働く管理者やを見て「パソコンばっかいじってないで少しくらい現場手伝って」と思ったことが何度もあります。
最年少の私は口には出せませんでしたけど
このありがちな不満を解消するにはどのような考え方をすればいいのか。
私なりの解決方法を紹介します。
大変な様子を見れていないのはお互い様
「現場を見ないから大変な状況を事務所は知らないんだ」と思うのはとてもよくわかります。
でも裏を返せばあなたも事務所の状況をあまり知らないと思います。
家族との連絡や業者とのやり取り、他にもあなたが知らないところで仕事に追われているのです。
事務所を通りかかったときにのんびりしている所を見て「暇そうにしてるな」と思ってはいけません。
例えば普段人手不足だがたまたま人員に余裕ある日の様子を見た管理者が「人は足りてるじゃん」なんて言ってきたら
普段はこんなにいないのに表面上だけ見やがって!
と不満に思いますよね。
それと同じように落ち着いている一瞬だけを見て「事務所は暇でしょ」なんて文句を言われたらたまったもんじゃありません。
お互い相手の全てをわかっているわけではありません。
自分が辛い時は周りも一緒と理解をすることが大切です。
管理者やケアマネの仕事を代われない
現場の仕事は経験や知識のある管理者やケアマネなら手伝うことは出来ます。
しかし現場職員は管理者やケアマネの仕事を代わりに遂行することは中々できないはずです。
つまり事務所の人たちが現場を手伝っている間は、本来やるべき代わりがいない仕事を投げうっていることを理解しましょう。
現場を手伝っているのに自分たちの仕事は自分だけでやらなければならないと考えれば、結構不公平な事だと思いませんか。
そこを理解することが出来ればよっぽど人がいない時でない限り、「何で手伝ってくれないんだ」と不満に思うことは少なくなると思います。
人員不足の解決に力を入れてもらう
一時的ではなく慢性的な人員不足ならば、現場を手伝うよりも求人や職場環境の改善に力を入れてもらった方がいいです。
事務所が手伝って何とかなっているように思えても、職員が足りていない事実は変わりません。
さっさと職員の補充や働きやすい環境を整えてもらった方が問題の根本的な解決になります。
実際に私自身現場に入ろうとした管理者に
「こっちは何とかするので派遣を頼むなり求人を出すなりしてください」
と今思えば中々生意気なことを言ったことがあります。
しかし管理者としての業務に専念してもらったおかげで、すぐに人員の補充がされ人員不足は解消されました。
やるべきことをやるべき人がやる「適材適所」の考えを持ち、それぞれの役割をこなすことが上手くいくコツだと実感しました。
手伝うのが当然だと思わない
人が足りない時は手伝うのが当然という考えは一理あります。
入居者さんの安全な暮らしを提供するのが私たち現場職員や事務所の職員の仕事だからです。
しかし先ほども述べたように、それぞれの役割を全うすることが大事です。
手伝うのが当然だという前提の下で働いてしまうと今回のような「何で手伝わないんだ、楽しやがって」という不満につながります。
「この曜日のこの時間に~人足りないので人員の補充が必要です」
こういった問題提起を行うことが現場職員に求められます。
現場職員には現場職員の、事務所職員には事務所職員なりの仕事があります。
そこをしっかり分けて考えるのが不満や問題解決に必要な事なのではないでしょうか。
大変なのはお互い様とゆとりを持てるといいですね!