新人介護士の離職防止の対策とは⁉実体験をもとに仕事を辞めたいと思う理由を紹介
どーも 4年目介護士のしょーきです!
介護施設の課題の一つに「介護職員の定着」が挙げられます。
離職率が高く、人員不足で悩まされる介護施設は少なくないです。
私は現在介護リーダーとして職員が働きやすい環境づくりに力を入れ、離職防止に努めています。
そんな私も新人時代は辞めたいと思うことが何度もありました。
そこで今回は実体験をもとに、新人介護士が仕事を辞めたいと思う理由とその対策について紹介していきます。
新人介護士が仕事を辞める理由と離職対策とは
私はそもそも介護の仕事を好きで始めたわけでは無かったので、最初から辞めたいなと思っていました。
そのため「ある程度お金を貯めたら辞めよう」という気持ちで働き始め、気づいたら4~5年が経過しています。
自分なりに「辞めたい」という気持ちに対する向き合い方がうまかったのだと思います。
当時の気持ちを振り返りながら新人介護士が辞める理由と対策を解説していきます。
説明が足りない
「見守りしておいて」
「この人注意してみておいて」
新人職員にこんな言葉を残してその場を離れることありませんか?
新人にとっては「見守り」って何をすればいいかもわからないことがあります。
新人の私は見てるだけだと思っていました
ただ見てればいいのか、どこか行こうとする人についていけばいいのかなど「何を注意すればいいか」がわかりません。
何をすればいいかわからないまま放置され、目の前で転倒事故など発生した挙句
「見ててって言ったのに」なんて言われたら秒で辞めてしまいます。
見守りを例にしましたが他の業務についても同様です。
経験者にとって常識や当たり前な事でも、新人職員にとっては未知のことであったり初体験のこともたくさんあります。
「何でそんなことも知らないの」なんて言われても知らないものは知りません。
その業務のやり方や、何故行うのか理由や根拠を明確にして説明することで安心させることが出来ます。
施設という狭い世界の当たり前を押し付けられるのは苦痛です
フォローのないお叱り
初めての夜勤の話です。
おむつ交換もろくに出来ない私が、主任と一緒に初の夜勤をやりました。
初めての夜勤+朝方の事故の対応でへとへとになった私に主任が一言。
「ちょっと仕事が遅いねw」
冗談交じりで言っていたのですが相当応えたのを今でも覚えています。
また別の職員から言われたことで記憶に残っている言葉が
「記録がわかりづらい」と言われたことです。
2つに共通して嫌だっだのは具体的な改善案についての言及がなかったことです。
「こうするともっと早くなるよ」
「ここに注意して記録するといいよ」
これらの一言があれば次から頑張ろうと思えるのですが、ただ遅いとだけ言われても「こんなに頑張ったのに」と反発したくなります。
出来ないことを指摘するだけでなく、改善案を添えて説明することが新人教育では大切なことです。
改善案がなければ説教や嫌味になってしまいます
面倒な仕事ばかり割り振ってくる
誰がやってもいい仕事を面倒だからといって新人にばかりやらせていませんか?
新人は人をよく見ているので「この人忙しいふりして避けてるな」と普通に気づきます。
先輩が偉そうにしていると「こんな扱いがしばらく続くのか、、、」と嫌になり辞めたくなります。
大概そういう先輩職員はそこまで仕事が出来るわけでも無い一般職員です。
先輩職員は偉いわけではありません。
嫌な仕事ばかりを押し付けていては新人は一向に定着しません。
新人だから、先輩だからではなくきちんとしたルールにのっとって役割分担を決めておくことが必要です。
離職率が高い職場
先輩職員がどんどん辞めていくような離職率が高い職場は要注意です。
一時期先輩職員が辞めていく様子を見て、
「この職場ヤバいのかな?」
そう感じて私も辞めようかなと思いました。
先輩職たちが辞めていったこともあり、早くからリーダーになれたんですけどね
ただし必ずしも「離職率が低い職場」=「新人が定着しやすい」とは限りません。
先輩たちがやりやすいだけで新人にとっては働きにくいことも考えられます。
年功序列の働き方が見直されている時代において、いつまでも古いやり方に固執してはいけません。
新しい考え方が通りやすいような、所謂「風通しの良い職場」が新人定着に必要不可欠です。
自分が新人だった頃を思い出すことが大切
新人を教える立場の人は、自分が新人だった頃を思い返してください。
良い先輩だなと思う人や嫌だなと感じる人がいたと思います。
あの仕事の教わり方わかりやすかったな、あの教え方わかりにくかったなという思い出があると思います。
自分がいいなと思ったことを実践し、嫌だったことはやらないことを徹底しましょう。
そうすることで新人が辞めたいなと思うことが無くなっていきます。
人の振り見て我が振り直せってことですね!ご拝読ありがとうございました!