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介護リーダーや主任必見!離職や退職防止に効果的だった改善策を公開

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どーも 4年目介護士のしょーきです!

 

 

介護施設によっては全く職員が定着せず、毎月のように退職者がいるなんてことも珍しくありません。

 

実は私が働く施設も以前は職員が定着せず、一度に2~3人辞めるなんてこともありました。

 

そんな人員不足の施設を変えるにはどうすればいいのか?

 

離職が続いていた当時、介護リーダーになったばかりの私が取り組んで上手くいった「離職を止める改善策」を解説したいと思います。

 

 

離職や退職防止に効果的だった改善策とは?

 

 私にとって今でも忘れられない出来事。

 

それは退職が続いたことによる人員不足に嫌気がさし、当時の介護リーダーを含めた正社員3名が近隣の施設に転職してしまったことです。

 

リーダーがいなくなるという理由で、私と同期は繰り上げみたいな形でリーダーになり現在に至ります。

 

リーダになった私の課題は「離職を止めること」。

 

どのような改善策に取り組み離職を止めたのか、今回は解説していきたいと思います。

 

 対策1 希望休の拡充

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私がリーダーになるまでは翌月の希望休は2日間までと決められていました。

 

 シフトを作る立場になりこの「希望休は2日間」という決まりに対し単純な疑問が。

 

「何で2日間なんだ?」

 

試しに施設長に理由を尋ねたところこんな答えが。

 

「前からそうだしその方がシフトが作りやすいでしょ」

 

 確かに希望を少なくすればシフトは作りやすいかもしれません。

 

でも正直休みたいところって人それぞれたくさんあるはずです。

 

私も「もう少し融通がきけばいいな」と思っていました。

 

また、前からそうだからというような思考停止発言に苛立ちを覚えた私は、希望休を拡充したうえで「上手くシフトを作ろう」と決意しました。

 

「もっと自由に休んでオンとオフの切り替えを大事に」を目標に、そこからある程度好きなように希望を聞いています。

 

すると多くの職員から休みの相談を受けるようになり、それぞれの希望を叶えたシフト作りを始めました。

 

希望休拡充の効果

 

 確かにみんなの希望を叶えたシフト作成は簡単ではありません。

 

しかし出来ないわけでもありませんでした

 

みんながそれぞれ希望を叶えるために、シフトに協力的になったのです。

 

例として、急な勤務変更にも快く受けてくれる職員が圧倒的に増えました。

 

さらに「希望した休みが取れて働きやすい」といった声が多く上がり、そこから施設の不満による退職が一気に減りました。

 

希望休拡充の2つの狙い

 

1つは休みの充実化によるモチベーションアップです。

 

プライベートが満たされないのに仕事に対してやる気を出せるわけがありません。

 

「生活のために仕事をする」という当たり前の考えを再確認し、実行しています。

 

2つ目は施設の価値の向上です

 

介護職はある程度のスキルがあれば大体どこでも働けます。

 

そのため離職を防ぐには、いかに「ここで働きたい」と思って貰えるかです。

 

わかりやすいのはお金ですが、給料を上げるのは簡単には出来ません。

 

上司が良かれと思ってやることは見当はずれのことも多いです。

 

そこで「休みが取りやすい施設」という価値を付けることで、ここで働いてもいいかなと思われる職場にしました。

 

これが見事功を奏したのです。

 

 

 

対策2 業務軽減

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同じような給料なら仕事が楽な方に行こうと思うのは当然のことです。

 

改善前の私の施設では記録の量が多く、しかも手書きのためかなり負担になっていました。

 

そこで「本当に必要な記録とは何なのか」を確認し、いらないものは全て無くしました。

 

改善に動き出してみると無駄なものが結構ありました、

 

例えば定時の文章記録も絶対に必要なものというわけではなく、「開設から決めたことだからこの時間に」という理由で書いていました。

 

重複している内容の記録だとみんなが思っているにもかかわらず残されてきたものもあります。

 

それら無駄なものを洗い出し、記録の簡素化による業務負担の軽減に成功しました。

 

迅速に対応した結果ある職員から、「こんな風にすぐに改善してくれるとやる気が出る」というありがたい言葉もいただきました。

 

 あなたの抱える疑問は他人も一緒

 

仕事をしていて「これ無駄じゃないかな?」「もっと効率がいい方法あるよね?」と思うことあるのではないでしょうか。

 

でも「みんな何も言わずやってるしな」と口にしないことも多いはず。

 

しかしあなたが抱えるその疑問は他の人もみんな同じように思っています

 

それを勇気を出して発信できるかが、より良い施設になるかの鍵になります。

 

そのためには常に「この業務に何の意味があるのか」「もっといい方法はないのか」を探求する癖を付けましょう。

 

問題発生から解決までの時間を縮めれば縮める程、みんなの士気が上がり辞められない施設に近づくことが出来ます。

 

まとめ

 

・前から決まっているからではなく、根拠を持って仕事をするべき

・職員が「ここで働きたい」と思える理由は何かが第一優先

 

難しいことはありません、職員の働きやすい職場とは何か問いただしてみましょう。

 

  

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